過去のブログでは申請に必要なものとそれらの注意点について書いてみました。今回はどのように手続きが行われたかを実体験から書いてみます。
冷静を装って都会へ
私は計画的に見せかけてギリギリを攻める人間でございます。予約の10分前まで準備が続きました…
前泊していた友人宅から電車に揺られ辿り着いたのは「麻布十番」。
ここで私が30分の間にしなくてはいけないことは、郵便局で記帳し、レターパックを買い、コンビニで印刷。そして返信用レターパックと旅行計画書を書くこと。
なんとかことは順調に進み、目の前にあった建物に挟まれ遠慮がちに佇むスタバに入店。おしゃれで低すぎるテーブルで旅行計画書を書きました。
全ての準備を終え、予約まであと10分。ただスターバックスラテがまだ半分以上残っている!仕方なくスタバ片手に大使館へ向かいました。
Push!の掛け声に合わせて
オーストリア大使館はなんとも急な坂道にあり、入りにくい雰囲気…そもそも入り口もよく分からずに不審者のようにややうろつきましたが、VISAの文字を見つけ、いざ行かん。
もう躊躇っている時間もないため勢いよくベルを鳴らしました。するとインターフォンから唐突なドイツ語。私はまだA2までしか持っていないドイツ語ビギナーなため何を言っているかは全く分かりません。ただ流れからしても私が言えることはただひとつ”I have an appointment for my visa application…” そのまま名前を聞かれ、答えるとそのまま入ってこいとのこと。
しかしここでトラブルが発生します。門が開きません。押しても引いてもびくともしない門。片手にスタバ、片手にボストンバッグ。防犯カメラにジェスチャーで訴えるしかない!するとインターホンから「Push!Push!」と声援が!軽く笑っているのに目を瞑って、必死にPush!無事に開いた喜びで気づいたら防犯カメラにグッドサインをしていました。
申請本番
オフィスはコンパクトな一室で担当者との間にはガラスが貼られていました。そこでまずEnglish OK?と聞かれたので見栄を張って”YES!!”
全ての書類を出せとのことだったので全てまとめてガラスの向こう側へ送り込みます。チェックするから座って待てて、外に出てもいいよ(多分)と言われたのですが一人の空間で白い丸テーブル、ラテすら持っていたので座って待つことにしました。
5分も待ったでしょうか。すぐに呼ばれ申請用紙の不備や、住まいについて、仕事についてなど口頭で質問されました。ただ面接のような圧迫感はなく、申請のお手伝いをしてくれている感じです。
呼ばれたり待たされたりを繰り返し、提出書類は全てクリア。続いて指紋を取られます。片手ずつ親指以外を取った後に、両手の親指。ここまで来たら終了です!
想像よりスムーズに進み、20分もかからずに申請が終了しました。
あまりいい噂を聞かない大使館でやや不安でしたが、担当の方は優しく、ストレスなく申請を終えることができました。
あとはビザが下りることを願うのみ。
私のパスポート、ビザとともに舞い戻れ!
続